2022年、令和4年もミークスは就職ラッシュであわただしい日々です。
Tさん
知的障がい・てんかん
10歳の時にお母様が知的障がい児者親の会に入られ、先輩お母さん方の助言を受け、療育手帳を取得されたTさん。
高校は職業専門コースに通われ、学校の紹介でチャレンジ雇用として事務職で県庁に就職されますが、じっと座って作業することが苦手と感じたそう。
期間満了で退職後、倉庫内作業の仕事に就かれますが、仕事中にてんかん発作が頻発したことで9年以上働いた倉庫の退職を余儀なくされます。
てんかん薬の量を調整し、しばらく様子を見たところ、てんかん発作も治まってきたため障害者就業・生活支援センターちどりさんの紹介でミークス見学→去年の7月より通所開始。
てんかんがあるため最初はミークス事業所内での作業を中心としていましたが、毎日チェック表で
■てんかん発作を誘発しやすい睡眠不足がないか
■ご飯をきちんと食べているか
■服薬はきちんと行えているか
■発作の前兆などはないか
などの体調確認を続け、体調が安定していることをしばらく確認したのち、まずはミークスお向かいのフレスカーさんにて洗車の実習に参加します。
元々体を動かすことが好きなTさん。
徐々に慣れ、倉庫やスーパーなどの企業インターンにも参加されます。
そんな頃、青洲会病院でのメッセンジャーの求人が。
書かれた宛先通り、病院内の様々な科へ行き書類と薬を届ける仕事です。
見学に行ったところ、家からも近くてんかんの発作があったとしても病院の中なので安心感があり、Tさんも働きたいとのこと。
視力が良くないため、Tさんが書類の字を読み間違えないか少し心配でしたが、スーパーの実習で段ボールに書いてある商品を補充する訓練を重ね、問題なくそれぞれの棚に補充することができるようになってきて、職員も一安心。
病院内は患者さんがたくさんいらっしゃるので、
■邪魔にならないように周りを見て作業する
■挨拶などのコミュニケーションを心がける
一人での作業になるので、
■分からないことはすぐ質問する
■ミスしたら報告して指示をもらう
この点を意識してスーパーで作業していただき、徐々に周囲への配慮や報連相などもできるようになってきました!
面接が苦手だったTさん。
事前に何度も練習を重ねることで、あまり緊張せずに挑めたとのこと。
受け答えもうまく出来ていて、やはり面接は事前の練習が大事だなあと改めて感じました。
そして見事採用の連絡が!
新年からの勤務が急に決まり、Tさんも 「少し寂しいです」
と言われていましたが、嬉しそうな表情で職員に就職が決まったことを教えてくれました。
2022年の干支・寅は、地中の生物が陽気とともに地上に出るさまを表すそう。
寅の上の「うかんむり」は建物・組織を表し、下の字は人が協力する・人を助ける意味があるとか。
新しい年がTさんだけではなく、
ミークス利用者さん・就職者さん全員にとってより良い1年になることを願って、
ミークス職員はこれからも支援をしていきたいと思います。
今年もよろしくお願いいたします!
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エンプロイメントサポートセンターミークスは糟屋郡粕屋町にて就労移行支援事業を行っています。
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